とうとう世界のワンちゃんが退任しましたね。 [雑記]
偉大なベースボールプレイヤー、王貞治がホークスの監督を退任しました。
ガキの頃から大好きな人だったので、エピソードも踏まえていろいろなことを書きたかったのですが、
中々筆が進みません。
そんな感じなところに、会社の同僚の野球好きの人から以下のような文章が送られてきました。
中々面白かったので本人の許可を得て載せることにしました。
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とうとう世界のワンちゃんが退任しましたね。
あれは、1996年シーズン開幕前のオープン戦でした・・。
我々野球部は、山口市で行われる、広島－ダイエーのオープン戦のお手伝いをすることになりました。
広島前田ファンの私は、広島のお手伝いを。
久留米市出身の山田君はダイエーのお手伝いをすることになった。
まずは、広島。
江藤・前田のフリー打撃が始まった。
外野を守り、プロの打球を体感したかった私は集中した。
伸びのある打球。予想落下地点よりも数メートル後ろに落ちる打球。
よほどボールにスピンがかかっているのだろう。伸びる伸びる。
プロ野球の一流選手のレベルを垣間見た瞬間だった。
そして、ベテラン正田のフリー打撃が始まった。
フリー打撃の順番からも解るように、プロの世界は実力主義なんですね。
そしてまた、プロの打球を体感したかった私は集中した。
が、飛んでこない・・
いや、失速し小学生でも取れるような打球が飛んでくる。
プロ野球の一流選手間のレベルの違いを垣間見た瞬間だった。
フリー打撃が一通り終了し、次は守備練習。
ペレスが、キャッチボールの相手をして欲しいとの事。
時折カーブを投げてニヤリ。カーブを投げ返し、私もニヤリ。
後にメジャーリーガーとなるお茶目な部分を垣間見た瞬間だった。
そして、ある選手が声をかけてきた。広島ファンの私も知らない顔だった。
「ごめん！このグローブを持っておいて！」
見ると、内野（セカンド？）用のグローブであり、その選手は外野へ走っていった。
内外野両方守らないと生き残れないのか。
レギュラーの故障時の要員か。
守備練習から戻ると、
「ありがとう！」とニッコリ。
いい人だなぁー（単純）と思い、
でも1軍では活躍出来ていないんだよなー。
プロの世界では、いい人だけでも活躍できないんだなと思った。
そのグローブには”木村”と刺繍されていた。
私の先見の明のなさを再認識した瞬間だった。
一方のダイエー。
当時は、まだ万年Bクラスの弱小球団であった。
練習に山田君も参加し、和気アイアイとしており、球団によってこんなに違いがあるのかぁーと思ったりした。
ちなみに、山田君はノックで落球続きで、選手からもコーチからも怒られていた。
本番に弱いタイプである。
以後は、試合後に、山田君から聞いた話である。（山田君は、ダイエー側のバットボーイとして参加。）
ダイエー攻撃の場面で、
あるバッターがチャンスで惜しい辺りをショートがファインプレー。
その後、左中間を抜ける3塁打が出た場面でのひとコマ。
世界の王：「あー、さっきの打球が抜けていたらなぁー！（点が入っていたのに・・）」
コーチ：「そうですねぇー」
山田君：「えっ、世界の王が たら・れば？コーチも同意したぞ・・」
中学の県大会で負けている試合途中に、我らのキャプテンが
「この回１点、次の回２点、その次の回は３点入れれば逆転だ！勝てるぞ！俺は数学５（通知表）やからね！」
といって、まわりがヒイタのを思い出した。
ちなみに、その試合は負け、
観戦に来ていた当時宇和島東の監督であった上甲監督も途中で帰ってしまった。
私もアピール出来ず仕舞いで、試合終了後泣いた。
キャプテンはその後、慶応大学へ進学した。
リーダーとは？と考えるキッカケとなった瞬間だった。
そんな王さんも昨日勇退しましたね。
今の王さんはどんなことをベンチで話しているのだろうか・・
妙に気になってしかたがない。
これはノンフィクションである。
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名文ですよね。
当時の世界記録、756号の瞬間。
この、スイングの瞬間から万歳して走り出すところまでよくまねしたもんだ。
時々後の張本の真似をするヤツもいた（笑）。スゲーぴーんとしたジャンプです。
知らない人がいるといけないので一応言っておくと、日曜日の朝に、「渇！」とか言ってる人です。
ガキの頃から大好きな人だったので、エピソードも踏まえていろいろなことを書きたかったのですが、
中々筆が進みません。
そんな感じなところに、会社の同僚の野球好きの人から以下のような文章が送られてきました。
中々面白かったので本人の許可を得て載せることにしました。
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とうとう世界のワンちゃんが退任しましたね。
あれは、1996年シーズン開幕前のオープン戦でした・・。
我々野球部は、山口市で行われる、広島－ダイエーのオープン戦のお手伝いをすることになりました。
広島前田ファンの私は、広島のお手伝いを。
久留米市出身の山田君はダイエーのお手伝いをすることになった。
まずは、広島。
江藤・前田のフリー打撃が始まった。
外野を守り、プロの打球を体感したかった私は集中した。
伸びのある打球。予想落下地点よりも数メートル後ろに落ちる打球。
よほどボールにスピンがかかっているのだろう。伸びる伸びる。
プロ野球の一流選手のレベルを垣間見た瞬間だった。
そして、ベテラン正田のフリー打撃が始まった。
フリー打撃の順番からも解るように、プロの世界は実力主義なんですね。
そしてまた、プロの打球を体感したかった私は集中した。
が、飛んでこない・・
いや、失速し小学生でも取れるような打球が飛んでくる。
プロ野球の一流選手間のレベルの違いを垣間見た瞬間だった。
フリー打撃が一通り終了し、次は守備練習。
ペレスが、キャッチボールの相手をして欲しいとの事。
時折カーブを投げてニヤリ。カーブを投げ返し、私もニヤリ。
後にメジャーリーガーとなるお茶目な部分を垣間見た瞬間だった。
そして、ある選手が声をかけてきた。広島ファンの私も知らない顔だった。
「ごめん！このグローブを持っておいて！」
見ると、内野（セカンド？）用のグローブであり、その選手は外野へ走っていった。
内外野両方守らないと生き残れないのか。
レギュラーの故障時の要員か。
守備練習から戻ると、
「ありがとう！」とニッコリ。
いい人だなぁー（単純）と思い、
でも1軍では活躍出来ていないんだよなー。
プロの世界では、いい人だけでも活躍できないんだなと思った。
そのグローブには”木村”と刺繍されていた。
私の先見の明のなさを再認識した瞬間だった。
一方のダイエー。
当時は、まだ万年Bクラスの弱小球団であった。
練習に山田君も参加し、和気アイアイとしており、球団によってこんなに違いがあるのかぁーと思ったりした。
ちなみに、山田君はノックで落球続きで、選手からもコーチからも怒られていた。
本番に弱いタイプである。
以後は、試合後に、山田君から聞いた話である。（山田君は、ダイエー側のバットボーイとして参加。）
ダイエー攻撃の場面で、
あるバッターがチャンスで惜しい辺りをショートがファインプレー。
その後、左中間を抜ける3塁打が出た場面でのひとコマ。
世界の王：「あー、さっきの打球が抜けていたらなぁー！（点が入っていたのに・・）」
コーチ：「そうですねぇー」
山田君：「えっ、世界の王が たら・れば？コーチも同意したぞ・・」
中学の県大会で負けている試合途中に、我らのキャプテンが
「この回１点、次の回２点、その次の回は３点入れれば逆転だ！勝てるぞ！俺は数学５（通知表）やからね！」
といって、まわりがヒイタのを思い出した。
ちなみに、その試合は負け、
観戦に来ていた当時宇和島東の監督であった上甲監督も途中で帰ってしまった。
私もアピール出来ず仕舞いで、試合終了後泣いた。
キャプテンはその後、慶応大学へ進学した。
リーダーとは？と考えるキッカケとなった瞬間だった。
そんな王さんも昨日勇退しましたね。
今の王さんはどんなことをベンチで話しているのだろうか・・
妙に気になってしかたがない。
これはノンフィクションである。
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名文ですよね。
当時の世界記録、756号の瞬間。
この、スイングの瞬間から万歳して走り出すところまでよくまねしたもんだ。
時々後の張本の真似をするヤツもいた（笑）。スゲーぴーんとしたジャンプです。
知らない人がいるといけないので一応言っておくと、日曜日の朝に、「渇！」とか言ってる人です。
凄い文ですね～内容も凄いけど書き方がアッパレ！です（大沢、張本風）
「たら、れば」ってプロでもあるんですね～プロはそんなこと思わないと思ってました。すべてを実力として受け止めているものだと・・・・
私は王さんが「たら、れば」なんて言ってたこと知って、人らしくてとてもいいと思えました。
私なんてしょっちゅう「たら、れば」の世界にいます（笑）
by さ～ (2008-10-18 13:27)
面白い文章ですよねー。何気に送ってこられたので、失礼ながらネットかどっかで拾ってきたのかと思ってしまいました。
野球に対する愛が感じられます。
たらればは基本ですよね（笑）。
by uran (2008-10-18 18:01)
このジャンプ映像、初めて見ましたｗ
おもわず笑ってしまいました。
歴史的瞬間ですねｗ
by Nob (2008-10-18 19:36)
ハリーの面目躍如ですね。凄いジャンプ。
ワンちゃんとハリーが親友というのもなんか凄いです。
しかし、天才ですね…。
by uran (2008-10-18 21:01)