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プロ野球大辞典 [音楽・本・DVDなど]

本物の辞典ではないけど、○○辞典、という本がウチに4冊あります。
辞典の体裁をもってさまざまな単語に再定義を行ったものなんですけど、これが結構面白い。

これのはしりが100年ほど前にアメリカで出版されたこれ。

アンブローズ・ビアス著、悪魔の辞典
これは皮肉やブラックユーモアに満ち溢れているそうなんですけど、古いだけあって意味が分かりにくいものが多い。
パラぱらっとめくって短いものを引用してみました。イマイチかなあ。じっくり探せばもっと面白いものが…。

【女王】
王がいるときは自身で、王がいないときは自身を媒体として一国を支配する女性。




中学生くらいのころ大好きだったのが筒井康隆なんですけど、彼の乱調文学大辞典。
これも相当古いです。文庫の初版が昭和50年ですからね。

【芭蕉】
「コウモリがパッととび出す穴の外」 あっ、しまった。これは吉行淳之介小学生時代の作。あまりにも
古池やと似ているので、間違えました。


という調子です。



続いて、劇作家の別役実の、当世悪魔の辞典

【親】
糞にとって尻の穴のようなものであり、そんなものが頭の上におおいかぶさっているだけでうっとうしいのだが、
尻の穴のほうでその気にならない限り、向こうへは行ってくれない。

べ、別に私が親のことをこう思っているわけでは…(笑)



個人的にはこれが一番好き。全編面白い。ただしこれも初版平成2年だなあ。
玉木正之の、プロ野球大辞典

しきゅう【四球】…base on balls の和訳。単に「しきゅう」と発音すると、”死球”とまぎらわしいので、
”フォアボール”という和製英語が生まれた。が、このアメリカ人に通用しない、ひどい英語を使うのを嫌がる
野球関係者は、”よつだま”という言葉のほうを用いることが多い。
オリオンズの村田兆治投手は、若い頃ひどいノーコンで、四球ばかり連発していた。そこで、あるスポーツ紙の
デスクが、若い記者に向かって
「おい、村田のよつだまの記録を調べておいてくれ」といったところが、その若い記者は、翌日、
「村田はポケットしかやらないそうです」と報告した。

しきゅう【死球】…hit by pitch の和訳。単に「しきゅう」と発音すると、”四球”とまぎらわしいので、
”デッドボール”という和製英語が生まれた。が、このアメリカ人に通用しない、ひどい英語を使うのを嫌がる
野球関係者は、”しにだま”または”ぶっつけ”という言葉のほうを用いることが多い。
オリオンズの村田兆治投手は、若い頃ひどいノーコンで、死球を連発していた。そこで、あるスポーツ紙の
デスクが、若い記者に向かって
「おい、村田のぶっつけの記録を調べておいてくれ」といったところが、その若い記者は、翌日、
「村田はべつに交通事故は起こしていません」と報告した。




昨日は久しぶりにおそうじごはん

・きのこの豆腐ハンバーグ、・こんにゃくの柚子コショウ煮、・人参とキノコの中華風炒り煮
・かぼちゃの豆乳マヨサラダ、お漬物、玄米ご飯
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このこんにゃくの炊いたんがすごくうまかったわけです。
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これは紀乃国屋、禁断ののりタル。
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コメント 2

shiro

野球は知らない事ばかりですが
勉強になりました!
因みに家には、為になりそうな本は無いです。
しかし紀乃国屋ののりタル凄そうですね!
by shiro (2009-05-21 01:21) 

uran

多分、オリオンズの村田兆治投手は~以降は作者の創作だと思います。
まあ、野球を知らない人でも半分くらいは笑えるんじゃないかなあ、と思っています。絶版ですけど。

紀乃国屋ののりタルはカラッと揚がってておいしいですが禁断です…。

by uran (2009-05-21 07:11) 

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