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桜宮サーガ [音楽・本・DVDなど]

前回紹介したように、例のチーム・バチスタシリーズは、
チーム・バチスタの栄光
ナイチンゲールの沈黙
ジェネラル・ルージュの凱旋
イノセント・ゲリラの祝祭

ときているわけなんですが、この「田口・白鳥シリーズ」には外伝というかスピンアウトが多数出ていまして…
それを最近までガンガン読んでいました。





白鳥の部下、氷姫こと姫宮が活躍する話という下馬評で。でもそうでもなかったです。
まあ面白かったですけど、少々気持ち悪さが残るというか。最後に脱出したのはあっちのほうだったか…。
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東城大学医学部病院長の高階先生が、東城大学に赴任してきてあれこれ騒ぎを起こす話?
若き田口・速水・島津の麻雀トリオも出てきます。また猫田さんや花房さん、藤原さんも。
花房さんはこの本では世良先生といい仲なんだけどねえ…。手術シーンが多いんですが、これを読んでいる時に
自分が手術してる夢を2回も見ました。1回目ははっと気がつくと目の前に得体の知れない臓器が置かれていて、
それをなんとかしなきゃいけない感じなのですけどやり方がわからなくてあせりまくっているわたくし。
2回目は、1回目と違って開腹してバリバリ手を突っ込んで血だらけになりながら手術しているんですけど、
手を全く消毒してないことに気がついてあせるシーン。この小説には手洗い(手の消毒)が執拗に書かれている
場面があるので、その影響でしょう。
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もうすぐ菅野美穂主演で映画化されるそうです。なんか評判が高いみたいですけどわたくし的にはいまいちだった。
グロいシーンが多すぎるので…。主人公がやったことにも共感できないし。
まだ文庫化されていない「医学のたまご」を先に読んだほうがいいそうです。
主人公の親友がナイチンゲールに出てきてた人ってすぐ分かったのは、一気読みしたからです。
時間おいてたら無理。
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ジーン・ワルツに出てきた清川先生とジェネラル・ルージュの速水先生の大学時代の剣道部の話。
若き高階先生も出てきます。クールな高階先生が珍しく感情を顕にしてるシーンもあったりします。
しかし表紙が妙にホモっぽいと思うのは私だけでしょうか?有名な剣道漫画の作者、「六三四の剣」の、
村上もとか氏のイラストらしいのですが。
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他の作品とはだいぶ毛色が違う感じ。全体的に軽い感じで真保裕一の「奪取」を思い出させます。
医療に関するシーンは全くないです。上の「ひかりの剣」もないですが少し病院の話があるし。

他の作品とのつながりはあまりないのかなと思っていたら、意外な人が意外な仕事をやっていましたわ。
正直、前半はつまらなくて読むのがつらかったんだけど、その意外な人が出てきたあたりからテンポがよくなったかも。
この人たちはその後どうなったのか気になってはいたもので。
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ジェネラル・ルージュの凱旋で説明されてた伝説の話。~凱旋のなかでの伝説はホントかっこよかったんですが、
これを読んでみるとイマイチそうでもなくて少しがっかり。あとはジェネラルが桜宮を去ってからの短編が載ってました。
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これらをもって、桜宮サーガというらしい。どの本でも他の本と少しずつ繋がっています。うっかりしてると
読み飛ばすようなシーンもあったりしますね。自分で相関表のようなもの作ってみようかな。
まだ他にも既刊本はありますが、わたくしは文庫しか読まないのでこれで打ち止めです。この作者は
文庫になるときに大幅な改編をするようなので、文庫を買ったほうがいいかとも思います。


しかしこれだけ読んで思いましたが、この作者は主要登場人物に異名をつけるのが好きなんですよね。
最初はあまり気になりませんでしたが、読み続けていると少々サムいです…。
一々挙げるときりがないので挙げませんが。



※ちなみに、田口・白鳥シリーズの最新刊である、イノセント・ゲリラの祝祭は話はほとんど
厚生労働省の会議室内です。会議・会議・会議です。ミステリーでもなんでもありません。
あれは現役医師である海堂尊の心の叫びなんでしょうね。
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コメント 2

みなほパパ

ブラックペアンが最後の方痺れました。図書館で、外科医 須磨久善というの借りたらノンフィクションのようでした。
by みなほパパ (2010-08-17 13:11) 

uran

ブラックペアンのクライマックスいいですね、痺れます。
他には、ブルーバックスからもノンフィクションが出ているようですね。
by uran (2010-08-17 23:35) 

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